1 | 2 | 3 | 4 | TOTAL | |
---|---|---|---|---|---|
サンライターズ | 3 | 0 | 1 | 0 | 4 |
ビクトリーA | 4 | 0 | 0 | 5 | 9 |
試合詳報です。
この大会からアナウンスの復活とともに決勝戦前のセレモニーが復活しました。
今の選手達は体験したことはもちろんなく、また見たことがある選手も殆どおらず、どうなるかなと心配でしたが、監督が全てを持って行ってくれました。
そのセレモニーの雰囲気のまま初回の攻撃。2番がヒットで出塁すると、その後も四球、安打に相手バッテリーエラーが複数絡んで初回から3点を先制します。Bチームの選手達の応援や、懐かしい声が後押しする中で上々の滑り出しでした。
しかしそのウラ、相手打線がこちらの先発を攻め立てます。内野安打に長打がからみ二点を返されてしまいます。その後なんとか二死まで行くも、守備の乱れからあと一つのアウトが取れず逆転されてしまいます。
二回の表、下位から始まる攻撃、四球でランナーが出て懐かしの「絶対打てるから!!!」の声援もありましたが無得点。なんとか下位でランナーを出して上位に回したかったところですが、そう簡単にはいきません。
そのウラ、先頭をエラーで出してしまいますが牽制で刺してまず一死を取ります。しかしその後四球とフィルダースチョイスが絡み満塁のピンチを迎えてしまいます。
ここでかなり早めの投手交代。一死満塁で相手は四番の場面で二番手投手に交代します。非常に厳しい場面での登板となりましたが、監督の期待に応えます。
まず四番を見逃しの三球三振で二死目を取ります。続く五番も二球で追い込み、最後はショートフライでこのピンチを完全に抑えました。
続く三回の表、先頭打者が振逃で出塁すると次の打者が安打で続き、一死二三塁のチャンスを作ります。ここで五番が大きなレフトフライを放ち、三塁ランナーはきっちりとタッチアップで同点に!このチームで初めて犠牲フライを見た気がします。
このプレーでは、三塁ランナーがフライが上がった瞬間にきっちりベースまで戻り、相手の捕球を確認してしっかりとスタートすることができていました。フライライナーバック!と言うのは簡単ですが、これが実際の試合では中々難しいものでしたが、しっかりとプレーできていたところに成長を感じました。
チャンスが続くも後続倒れ同点止まりでこの回の攻撃を終わります。
同点に追いついた直後の三回裏、エラーとバッテリーエラーで一死三塁のピンチを迎えます。しかしこのピンチも前進守備のショートがきっちりと捌きホームでアウトを取ります。その後もランナー出しましたが無失点でこの回を抑える粘りのピッチング。守備では初回からずっと厳しい展開でしたが何とか守り切りました。
時間的にも次の回があるかどうかという四回表の攻撃。先頭が四球で出塁すると、続くバッターは守備から出場の5年生。ここまで公式戦でヒットが出ていませんでしたが、この大事な場面でレフト前ヒットを放ちます。すぐさま盗塁を仕掛け、無死二三塁のチャンスを作ります。ここで何とか追加点を奪いたかったのですが、後が続かず無得点に終わってしまいます。終わってしまえばここが分水嶺だったのかもしれません。
四回裏は先頭を打ち取ったものの、連打を浴びて一気に失点してしまいそのままゲームセットとなりました。
個人の感想ではありますが、6年生にとっては初の決勝の舞台で選手達は精一杯頑張ったと思います。相手チームは強豪であり、これまでコテンパンにやられてきました。そういったチームを相手にして、苦しみながらも競った試合にすることができたというのは大きな成長だと思います。
もちろん緊張からかいつも通りのプレーができず、勿体ないプレーも沢山ありました。そういった、あの時しっかり守れていれば、あの時一本ヒットを打てていれば、という経験は今後の練習に活きてくると思います。普段から監督やコーチ達が何故口酸っぱく「練習でも"この一球"、"ワンプレー"が大事」というのか、身に沁みたと思います。
まだこのチームの一年は始まったばかりです。今回の結果がフロックとならないように選手達には頑張ってもらいたいと思います。