先日、サンライターズ42期の卒部式が行われました。この日、42期は長い活動に幕を下ろしました。最終号となる今回は、42期としての歩みを振り返り、その軌跡を共有させてください。長文になります。
また、私たちの代では、監督が毎試合ごとに戦評をHPに更新していました。試合内容を克明に記したその文章は多くの方に愛され、熱心なファンもいらっしゃいました。当時の熱気や選手たちの奮闘ぶりを思い返せるリンクを随所に貼っていますので、ぜひご覧ください。
■3年生(2021年)Dチーム
1月の時点で9名で活動を開始し、その後、5月までに4名が新たに入部してくれたおかげで、ゴールデンウィーク明けからは13名で本格的に活動できるようになりました。監督によれば、13名いることで練習試合を組む際に参加人数を事前に確認する手間がなくなり、大きな利点だったとのことです。その結果、3年生ながら多くの練習試合を経験することができました。
市内だけでなく、市外の強豪チームとも対戦する機会を得たことで、次第に「自分たちのチームは意外と強いのかもしれない」という自信が芽生えたことを覚えています。
市内大会では、唯一学年別で行われる3年生以下の大会に出場しました。正直なところ、私たちは市内で負ける気がしませんでした。しかし、決勝戦で敗北を喫し、結果は準優勝。この時、「練習試合と公式戦は全くの別物だ」ということを強く実感しました。
【Dチーム成績】
・春季大会 ベスト4 ※4年生含む
・夏季大会 ベスト4 ※4年生含む
・学年別大会 準優勝
■4年生(2022年)Cチーム
4年生は学童野球におけるメインの学年です。高学年からバッテリー間の距離や塁間が変わるためです。私たちの目標は、マクドナルドジュニアトーナメントへの出場でした。この大会は市区町村の優勝チームが参加する、いわゆる都大会です。
小金井市では、夏休み前後に行われる市民大会で優勝すると、この都大会への出場資格を得られます。まず、4月に実施された春季大会では、危なげなく優勝!続く5月の夏季大会でも勝ち進み、市内2連覇を達成しました。4年生での市内優勝は4年ぶりの快挙であり、さらに連覇は過去20年近く一度もありませんでした。
迎えた市民大会の決勝戦。それまで無敗だった相手チームに敗れ、結果は準優勝。敗因について振り返ると、大人たちが感じた過剰な緊張やプレッシャーが子どもたちに伝わり、それが影響したのではないかと思います。目標だった都大会出場は叶いませんでした。
しかし、その後行われた国分寺市との防犯大会では優勝。秋季大会でもタイブレークの激戦を制して優勝を果たしました。春季、夏季、秋季の市内3大会を制覇し、さらに上部大会でも優勝を収めるという偉業は、おそらくサンライターズの歴史上初めての快挙でした。
【Cチーム成績】
‐市内大会‐
・春季大会 優勝
・夏季大会 優勝
・市民大会 準優勝
・秋季大会 優勝
‐上部大会‐
・防犯大会 優勝
■5年生(2023年)Bチーム
5年生となり、14名での活動が可能となりました。しかし、6年生の選手が8名だったため、5年生のうち3名を6年生に帯同させることになり、残りの11名での活動が中心となりました。市内大会で3度の優勝経験があった私たちは、3名が抜けても十分に通用するだろうと考えていました。しかし、それは大きな勘違いだったことに、年始早々気づかされることになります。
1月から7月までの間、Bチームは練習試合を含めて12連敗を喫しました。まさか半年もの間、一度も勝利を得られないとは想像もしていませんでした。選手も指導者も、この結果に打ちのめされました。
そんな中、7月に小金井市で市民大会が開催されました。この大会は5年生のみが対象で、優勝すれば東京都学童軟式野球大会新人戦への出場資格を得られます。4年生の時に逃した都大会出場のチャンスが、再び訪れたのです。
迎えた一回戦。12連敗中という状況で、大方の予想は厳しい結果を予想していました。しかし、ここでまさかの初勝利を収めました。この重要な場面で勝ち切れるのが、この代の持つ特別な力なのだと感じました。
勢いに乗り、準決勝へと進みましたが、相手は昨年都大会出場を阻まれた因縁のチーム。全力で挑むもまたしても敗北を喫し、夢の都大会への道は閉ざされてしまいました。しかし、この大会で見せた粘り強さと、重要な試合での勝負強さは、この代の成長を示すものでした。
【Bチーム成績】
・春季大会 一回戦 ※6年生含む
・夏季大会 一回戦 ※6年生含む
・市民大会 ベスト4
・秋季大会 二回戦 ※6年生含む
・スポ少リーグ 準優勝
■6年生(2024年)Aチーム
Aチームでの思い出は数え切れないほどあります。そこで、大会ごとに振り返り、一言ずつコメントさせていただきます。
6年生の目標は、「グランドスラム(市内大会全優勝)」と「都大会ベスト8」でした。
〇スポ少市部B予選(3月)
この大会はスポ少の都大会への小金井市予選でした。Aチームとして初めての公式戦で、14名全員で戦うのは実に2年ぶりのことでした。しかし、大会直前に左のエースが肩を故障し、監督やコーチが焦っていたのを覚えています。その不安を乗り越え、見事に優勝を果たしました。
〇春季大会(4月)
小金井市では、この大会の優勝者が学童野球の甲子園ともいわれるマクドナルドトーナメントに出場権を得ます。また、準優勝者には都知事杯(フィールドフォーストーナメント)の出場資格が与えられる重要な大会です。
そのため、この大会が6年生で最も重要な大会であると言っても過言ではありません。
サンライは二回戦サヨナラ逆転勝ち、準決勝も追い上げを振り切って2点差で勝利。そして、決勝戦は乱打戦を1点差で逃げ切り、19年ぶりとなる春季大会優勝を果たしました。
どこで負けていてもおかしくない試合ばかりでした。そして、私たちは念願のマクドナルドトーナメント出場の切符を得ることができました。
〇全日本学童軟式野球大会 マクドナルドトーナメント東京都予選(5月)
夢の都大会第一弾。府中市民球場での豪華な開会式、チームのロゴ入りTシャツ、名門チームに囲まれる独特の雰囲気に緊張と興奮を感じました。
しかし、初戦の相手は名門・文京区のレッドサンズ。試合は14-1で大敗。浮ついた気持ちがプレーに影響したのかもしれません。ただ、この敗戦を通じて都大会の厳しさと貴重な経験を得ることができました。
〇夏季大会(5月)
小金井市では、この大会の優勝者がジャビットカップに出場、準優勝で市町村大会、ベスト4で国分寺市との防犯大会への出場権を得ます。
サンライターズは春季大会で優勝していたため二回戦からのスタートでした。しかし、初戦の序盤は2回表の時点で8-0と大きくリードを許し、誰もが敗戦を覚悟しました。春季大会を優勝できてもこんなにあっさり負けるのか。大人たちは正直ほとんど諦めていました。しかし選手たちは諦めず、驚異的な逆転勝利を収めます。
続く準決勝でも、序盤に7-0のビハインドを背負う苦しい展開。今度こそまけた...と思った矢先、またしてもそこから逆転で勝利を収めたのです。
決勝戦は打って変わって投手戦。三回表時点で0-0の同点。感覚が狂っていて、なんて楽な展開なんだと勘違いをしていました。そこから一気に打線爆発で6-1で快勝。
これらすべての試合が記憶に残る素晴らしい内容であり、サンライターズ史上初のジャビットカップ出場を成し遂げた大会となりました。
〇スポ少都大会(6-7月)
この大会は、東久留米、三鷹、小金井の3つの市の代表がリーグ戦を行い、勝者が本戦への出場権を得る仕組みでした。サンライターズは見事にリーグ戦を制し、本戦出場を決めました。
本戦は各支部の代表8チームで争われます。初戦は快勝を収めたものの、この日は小金井市の市民大会の一回戦と日程が重なり、非常に大変な一日だった記憶があります。
そして7月7日、猛暑の中、駒沢公園で準決勝・決勝のダブルヘッダーが行われました
準決勝は灼熱の中の我慢比べを制し、見事決勝進出を決めます。
決勝は4回裏終了時点で2-0とリードし、あとアウト3つを取れば夢の関東大会出場という場面まで迫りました。しかし、そこから逆転を許し、悔しい準優勝に終わりました。35度を超える厳しい気温の中、選手たちは全力を尽くしましたが、最後の壁を越えることはできませんでした。この結果は非常に悔しく、忘れられない思い出となりました。
〇防犯大会(7月)
国分寺市と小金井市のベスト4、計8チームが参加するトーナメントです。
サンライターズはこの大会でも快進撃を続け、決勝に進出しました。
決勝は雨の中、正捕手とヘッドコーチが急遽欠席するというトラブルに見舞われましたが、全員で力を合わせて勝利し、優勝を果たしました。2年前のCチーム時代に続く優勝で、4年生と6年生での連覇という快挙を達成しました。
〇ジャビットカップチャンピオン大会(8月)
夢の都大会第三弾。この大会では開会式が試合と別日に行われ、東京ドームでの行進やアナウンス、始球式、記念撮影など、華やかな式典が催されました。参加記念のマスコットバットが配布されるなど、巨人軍が運営する大会ならではの特別感に包まれていました。
一回戦は本当に良い試合でした。一進一退の攻防の末、6回裏を終えた時点で4-4の同点となり、タイブレークに突入しました。タイブレークでは専攻の相手チームに4点を許し、敗戦かと思われましたところ、その裏に5点を返し、劇的なサヨナラ勝利を収めました。
二回戦はまさかの1回表に20点を入れる猛攻で勝利。練習でもこんなに打てないぞ。何があった?というぐらいすごい集中力でした。
三回戦はまさか右のエースと4番がキャンプで不在、ショートが帰省で不在と主力3名が抜ける中、11-0でボロ負けしました。
それでも、この大会はチーム全員が心から楽しみ、都大会ベスト16という昨年に続く快挙を達成し、思い出深い都大会となりました。
〇市民大会(7-9月)
この大会は小金井市の場合、スポ少秋季都大会につながる大会です。
初戦は前述の通りスポ少春季都大会の一回戦と日程が重なりましたが、逆にそれが良かったのか連打で快勝。
準決勝はタイブレークになるも、何とか逃げ切り決勝進出しました。
決勝では善戦するもとうとう市内で敗北してしまいました。特に夏を過ぎて急成長した相手選手たちの体格差に圧倒される場面が多く、悔しい結果となりました。
〇秋季大会(10-11月)
学童野球最後の大会が幕を開けました。この大会は上部大会への出場権こそありませんが、学童野球の集大成として非常に重要な位置づけとなる大会です。
サンライターズは夏季大会優勝のため、二回戦からのスタートとなりました。
初戦は驚異的な打線の爆発で快勝。しかし、ここで正捕手が不慮の事故で骨折してしまいます。
準決勝では、これまで都大会出場を4年生・5年生で阻まれてきた因縁のライバルチームとの対戦となりました。相手は安定したヒットを重ね、素晴らしい守備でノーエラーを貫く本当に強いチームでした。
試合は1-0とリードを許したまま終盤へ。二死からの攻撃で流れが変わりました。死球で出塁した選手が二盗、三盗を決め、一気にチャンスを広げます。その後、高い内野ゴロをヘッドスライディングで執念の同点劇。その勢いのまま、クリーンヒットで一二塁の好機を作り、4番が放ったオーバーフェンスの特大ホームランで勝ち越しに成功しました。追い上げられる場面もありましたが、4-3で逃げ切り勝利。選手たちの全力のプレーに、監督やコーチ、そしてチーム全員が心から楽しめた試合となりました。
決勝は市民大会決勝で敗れた相手との再戦となりました。どうしても勝ちたい思いで挑みましたが、力及ばず惜敗。悔しさを胸に、学童野球最後の大会を準優勝で終えることになりました。
【Aチーム成績】
‐市内大会‐
・スポ少市部B予選 優勝
・春季大会 優勝
・夏季大会 優勝
・市民大会 準優勝
・秋季大会 準優勝
‐上部大会‐
・マクドナルトトーナメント東京都大会 出場
・スポ少都大会 準優勝
・防犯大会 優勝
・ジャビットカップチャンピオン大会 ベスト16
■あとがき
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
42期は6年生で3つも都大会に出場でき、市内大会では全て決勝に進むことができました。本当に充実した学童野球生活を送ることができたと思います。
サンライターズは過去の歴史を振り返ると、決して強いチームではありません。しかし、この42期生は胸を張って「強いチームだった」と言えるのではないでしょうか。その理由は、同じ学校、同じ学年から集まった15人の仲間が共に最後まで一人も欠けることなく戦ってくれたからに他なりません。
我々42期はこれをもって活動を終えます。目標としていたグランドスラムや都大会ベスト8には届きませんでしたが、後輩たちの姿を見ていると、サンライターズはこれからさらに強くなれると確信しています。そして、近い将来、彼らが私たちの果たせなかった夢を実現してくれる日が来ることを心から願っています。
これまで支えてくださった全ての方々に感謝の気持ちを込めて。ありがとうございました。